ウソミュージアム:ロリぺたん

出典: 究極の八百科事典『ウソペディア』

解説[編集 | hide | hide all]

かつてのウィキペディアで、一大論争を引き起こした画像。ロリと言っても水着の一部が肩から下がっているだけであり、顔立ちはむしろ本家ウィキペたんよりも大人びている気がしないでもないのだが、アップロードされたころは衝撃的だったらしく、当時のウィキペディアコミュニティで一大論争を巻き起こした。

論争をざっくり振り返ると、元々はライセンス面での継承不備問題、つまり著作権的観点から削除するべきではないかというものだったのだが、アップロード者がその点を理解し、ライセンスを修正してもなお論争は続いた。

削除派は、「可愛いWikipe-tanになんてことを!」「これならTrollBoat-tanにリネームする案の方がまだマシだ」などと言った、Wikipe-tanをダシにすることへの心理的な反発を示し続けた一方、一方の保存派は、「著作権関連問題が解決したなら何も問題はない」「ウィキペディアは検閲の場ではないし、百科事典的目的でのロリ画像はむしろ歓迎される」「Wikipe-tanはウィキペディアの公式マスコットではない」[1]といった、コミュニティによる検閲への反対や、ウィキペたんの公式性の否定という観点から反論した。

事態は泥沼化し、一度は「保存」ということで議論が締めくくられたが、締めるまでの期間が短すぎるという指摘を受け再開、幾度の再開と再閉鎖が繰り返された中で出された追加意見は保存論のみだったにもかかわらず、最終的には、Wikipediaの創設者Jimbo Walesが、pedophilic sexualization of a community mascot? No. - email me if you have questions(コミュニティマスコットへの小児愛的性的表現?ないね。質問があれば私にメールしてくれたまえ)として、ほぼ独断で削除してしまった。

これは、皮肉にも、公式には認められていない「マスコット」が、コミュニティでは認められていると創設者自身にも判断されるほどの知名度と人気を得ていたことを示している[2]

Encyclopedia Dramaticaによると、この間この画像はアップロード合戦の的となったため、この画像をめぐる論争は、ウィキペディアでどこまで表現の自由が受け入れられるかを示すためのいい事例だったという見方もできるかもしれない。

脚注[編集 | hide]

  1. これは正しい指摘である。正規の公式マスコット選挙ではWikipedeというムカデがマスコットに定められていたし、そのムカデが10年近くの亀レス議論の末ようやく過去のものとされた今でも、マスコットとしての掲載はない。
  2. 一方、Wikipedeや、2012年からしばらくマスコットだったというトラのRoryはどんなものだか…。

関連項目[編集 | hide]